緊張とうまく付き合う方法を経験談を交えて教えます。
本記事の内容
- 病的なあがり症→安心してください。僕も同じなので、よくわかります。
- 病的なあがり症状の発言(体験談)
- 予期不安を和らげるステップ
- 緊張症状やあがり症を克服する4つのポイント
病的なあがり症
「人前で話すのが苦手」そういう人は多いですが、私が感じる緊張やあがり症は
その言葉の意味を遥かに超えた感情や症状です。
おそらく、特定の場面で病的なあがり症や緊張感を感じる方は、その意味がよく
わかるのではと思います。
- 心拍数が上がる
- 声や手が震える
- 緊張するイベント前の期間の切迫感
私はこれらの病的なあがり症を克服したとは言えませんが、うまく付き合う方法を体得したとは考えています。
お役にたてるか分かりませんが、私の経験を踏まえ、最短であがり症とうまくつきあい、そして克服する方法を書きたいと思います。
小学生や中学生の頃から人前で話しをするのは苦手でした。
でも、周りからはそう見えなかったと思います。なぜなら、無意識に「頑張っていた」から。
人見知りであったり緊張していると思われるのは恥ずかしいという感情が小さな頃からあったと思います。
実家を出て単身大学へ行き、就職活動をし、社会人になり、人との出会いやコミュニケーションこそが楽しく明るい人生を切り開く自身の武器だと暗黙の内に自身に言い聞かせ、いつも「頑張って」人と接していたと思います。
そんな、むしろ対人コミュニケーションが得意と自分ですら勘違いしてしまうような社会人生活を送っていた35歳の頃自身で封印していた「あがり症」が自ら認めざるを得ない形で発現してしまうことになります。
病的なあがり症状の発現
とある顧客への仕事の成果報告での出来事です。
そこには、初めて会う顧客の比較的偉い方(部長クラス)が3名いらっしゃいました。
これまで、何万回と仕事上での報告はしてきましたが、この日は違いました。
報告をしながら、余計な感情が湧き出てしまいます。
「この報告に不満を持っている?」
「自分のことを品定めしている?」
「あれ?自分何を報告してるんだっけ?」・・
気が付いたら、心拍数があがり、声が震え、アドリブの報告は勿論報告書を読むこと
すらできなくなっている自分がいました。
報告は途中でストップしましたが、なんとか体調不良を装って「緊張して報告できない」という最悪の事実が白日のもとにさらされることはありませんでしたが、これが、私の「あがり症」のきっかけです。
予期不安を和らげるステップ
「あがり症」のきっかけ事件があってから、毎月の定例は地獄でした。
1回、たった1回あった自身のあがり症の発現により、たいしたことない報告会議なのに、少し前から手足が痺れ、心拍数があがり、緊張感が満ちてきます。
同じ会議でなくても、人前で話しをするときには、同じことで悩み続けることになります。
軽微なパニック障害の予期不安です。もう一度、あの悲劇が発生するのではないかという思いが不安を増長させ、負のスパイラルに入っていきました。
しかしながら、私は現在この予期不安とうまく共存しながら社会人をやっています。
苦しみながら、いろいろな人に相談し、改善を試し、失敗したりしながら、体得した緊張症状やあがり症を克服(正確には共存する)するポイントを4つ以下に記載します。
自分を理解し、客観的に認めること
私と同じ様な緊張症をお持ちの方は、おそらく「頑張り屋」「他人の目を気にする」そして根っからの「緊張しい」であると思います。
まずは、それを認めることです。これが、全ての処方のはじまりです。
お医者さんや家族、親友に伝えること
自分の状況を理解したら、信頼できる家族や親友に自身の状態について伝えることです。
これが効果絶大です。自分の悩みを知ってもらうだけでも少しだけ楽になります。
そして、家族や親友にも言えないことあると思います。
その場合は、お医者さん(診療内科)に行きましょう。
私は、行きました。
びっくりするほど慣れたものです。話を理解してくれ、自分が珍しい人でないことが分かります。そして、緊張を抑える頓服薬を処方してくれます。
この薬は、向精神薬であることが多いそうですが、驚くほどよく効きます。
打ち合わせ、プレゼンの前に1錠飲めば、不安がうそのように吹っ飛びます。
種類もソラナックス、デパス等いくつかありますので、症状にあわせ、お医者さんに相談してみるといいかと思います。
薬に頼る、これは悪いことではない
緊張する会議、プレゼン、そうでなくてもちょっと緊張するイベントがあり憂鬱な日には、薬に頼るのはとても良いことです。
もちろん、お医者さんと利用頻度についての合意があってのものですが、実は、緊張を薬で抑えている人は、世の中にほんとたくさんいるようです。プレッシャーがかかる芸能人の様な方も使っているそうですね。
よくよく話をしてみると、自分の会社にも何人かいました。
あなたの周りで颯爽とプレゼンしているあの人も同じ悩みの持ち主かもしれません。
やれることはチャレンジ、でも逃げることも大事
薬に助けられながらではありますが、仕事でもプライベートでもできるだけ人とコミュニケーションをとり人前に出る仕事も積極的にやっています。でも、どうしてもこれはというときには、逃げることも大事です。
緊張症状やあがり症を克服する4つのポイントのおさらい
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自分を理解し、客観的に認めること
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お医者さんや家族、親友に伝えること
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薬に頼る、これは悪いことではない
-
やれることはチャレンジ、でも逃げることも大事
無理に、「あがり症」を克服することに拘る必要はないと思っています。
自分を根本から変えることは考えず、今の自分を理解し、愛し、お互い「あがり症」と仲良くつきあっていきましょう。